絵を描き始めた時のこと②

2020-09-17

芸術活動

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 パーティーで出会った女性に紹介された青山の商業施設に恵比寿から友人と歩いていく道中、岡本太郎美術館を見かけた。

岡本太郎には小学6年生の時から愛読している「ジャイアンツ」という漫画がきっかけで興味を持っていて、彼の美術館の存在も知ってはいたが、以前女の子を誘って行こうとしたときに「岡本太郎は嫌い」と言われて行けなかった。

これを機会に早速行こうと思い、早速翌日バイクで行った。

美術館は岡本太郎のアトリエに改装を加えてギャラリーにしたもので、作品以外にも感じるものが多くあり、お勧めだ。

とにかく、ギャラリーの二階で太郎の経歴を見て、彼が二科展という公募展に毎年出品していた事を知った。漫画「ジャイアンツ」では、彼が日本の画壇の権威を嫌い、そういったグループとは別のところで活動していたように描かれていたので、私はてっきり彼が美術団体などには属していないものと思っていたが、彼も公募展に参加していた事実を知り、公募展に興味がわいた。

(公募展とは、だれでも出品料を納め、絵を美術館に持参すれば、審査結果次第で美術館に飾られるという共同展示だ。各美術団体が主催し、東京では上野の東京都美術館と、六本木の国立新美術館で多く開催されている。団体ごとに審査の厳しさや好まれる作風が異なり、入選することは画家の名誉となる。)

全然絵を描いていない自分だが、画家たちにとって公募展という分かりやすい目標があることに興奮し、入選を目指そうなどと思い色々調べていた。

調べるうちに、以前外山恒一先生の推薦図書で読んだ赤瀬川源平の「反芸術アンパン」を読んでその存在を知っていた「アンデパンダン」という無審査の公募展が今もあることを知った。現在開催されている「日本アンデパンダン展」は日本美術会が主催し、出品規定に違反しない限り、どのような作品でも無審査で国立新美術館に展示される。審査が無いため入選という名誉は得られないが、審査を気にすることなく本当に書きたい作品を飾ることができるのだ。政治色が強い作品でも展示できるので、かなり露骨に反政府的主張が表現された作品などが混在している。

昔は同名の公募展が読売新聞の主催でも行われていたが、赤瀬川源平を中心としたダダイストグループに腐った牛乳などのトンデモない作品を大量に展示され続けた挙句、無くなってしまった。

赤瀬川らの行いによって、現在行われている日本アンデパンダン展の出品規定は当時に比べとても厳しくなっていることが分かった。

法の隙間を突っつくのがひねくれものの私は、赤瀬川源平の意思を継ぎ、2019年の日本アンデパンダン展に主催者らを困らせるような作品を展示してやろうと、もはや目的が変わっていた。


続く


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