民藝の研究をはじめることにした。
これまでいろんなことに興味を持っていろんなことをやってきて、特にものづくりや建築に興味があったけど、いろいろひっくるめて自分の興味のあることって「民藝」ってくくるとしっくりくることが分かった。
そもそもなんで民藝について調べるようになったかっていうと、芸術活動で使う椅子として、ペラペラの丸椅子じゃなくてヴィンテージスツールか図工室の椅子が欲しいと思ってヤフオクで調べてて、たまたま雑誌「民藝」がヒットしたからだと思う。
たまたま録画してあった芸術番組の影響もあるかも。
民藝の何がいいって、その範囲が広くて、民家も民藝だっていう射程の広さにひかれているんだよね。
昔の庶民の身の回りのものはだいたい民藝だったわけ。今は自動生産される手仕事じゃない製品が多くてそうは言えないけど。
で、民藝の勉強を本格的にやろうと思って、日本民芸会・東京民藝会入会して雑誌「民藝」の年間購読とバックナンバーも700冊買ったのよ。
膨大な情報量に圧倒されているけど、この知識を頭に入れちゃうと今のピュアな自分を思い出せなくなりそうだと思って、今民藝について感じていることをまとめておく。
・民藝って言われだしてから100年経っているらしいけど、民藝の中心って今でも民藝を提唱した柳宗悦とそのお友達ばっかりじゃない?無銘の名もなき民芸を提唱しながら、宗悦のお友達の作品ばかり注目され続けるのは滑稽に感じる。
・民藝の価値観って統一されたものがあるのかな。全国団体があるんだからそんな感じがする。それは誰目線なんだろう?評価は特定人に集中しているようだけど、、、
・柳宗悦は民藝が正しい美で公道だと主張していて、他の美はニセモノみたいに扱っているけど、美に正しいとかあるの?なんで正しさを主張するんだろう。
・日本民芸館と日本民芸会、東京民藝会、銀座たくみ、地方の民藝組織と民藝館ってどういう関係なんだ?みんな仲良しで民藝を盛り上げているように見えるけど、役員とかの情報公開がされていないようだ。。。組織の人たちって作家なの?民芸店の人たち?専業の人?
ふんわりしていて若干ネガティブだけど、こんなところ。
民藝って無名な民衆の者かと思ったけど、実際に評価を集めている一部の人がなぜ評価され続けているのかっていうところへの違和感が大きいかな。
初心を書き留めたけど研究するうちに分かってくるか、考えが変わるかもしれない。
楽しみ
研究成果は民藝の研究から
以上
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